メラトニンホルモンと受精卵の関係とは?
- 麻美 長谷川
- 2016年3月22日
- 読了時間: 2分
「メラトニンというホルモンは、卵巣液中に高濃度に存在し強い抗酸化力で卵を保護しています。そのため、体外受精の際にメラトニンを補うことで良好胚の成育に繋がったり、受精障害が改善されると言われています。
メラトニンは、自然な眠りを誘う作用があり「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。 朝、光を浴びると、体内時計がリセットされて活動状態に導かれ、メラトニンの分泌が止まります。メラトニンは目覚めてから14〜16時間ぐらい経過すると再び分泌され、深部体温が低下して、休息に適した状態に導かれます。 このメラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれるために、病気の予防や老化防止にさまざまな効果を持つと考えられています。
メラトニンの分泌は主に光によって調節されています。夜中に強い照明の中にいると体内時計の働きが乱れてメラトニンの分泌が抑えられます。これが睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。
メラトニンは、年齢を重ねるとともに分泌量が減ることが明らかになっています。年をとると朝早く目覚めたり、夜中に何度も目が覚めたり、若い頃より睡眠時間が減ってくるのは、加齢により体内時計の調節機能が弱まっているためと考えられています。」
メラトニンは子宝に恵まれる一要素である事が解りましたが、日常生活にメリハリをつけるためにもメラトニンがスムーズに分泌されるように日頃から心がけましょうね。
①目覚めたらすぐカーテンを開ける
②寝る前にテレビやスマフォを観ない
最新記事
すべて表示「林修の今でしょ!?講座」2016年5月3日(火)19:00~放送 梶本先生による疲れの最新科学からの情報をまとめてみました 乳酸が溜まっているから疲労を感じている訳ではなく、実は脳が疲れている 脳の中で無意識に働き、体の隅々に指令を出している自律神経が弱ると、疲労を感じて...
近年、免疫反応を抑制する新しいT細胞が発見されました。 制御性T細胞(Treg細胞)は、免疫反応が過剰になるのを抑えるため、花粉症や食物アレルギーなどアレルギー疾患の治療にも効果があるとされています。 消化管のリンパ組織に存在するTreg細胞の数が腸内細菌によって左右され、...
Comments