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認知症の症状を改善するタッチケアとは?

ほやほやのエピソードと、認知症の身内がいらしたら

実践してあげて欲しいマッサージの方法をお伝えします。

今日は祖母の23回忌&祖父の99歳のお誕生日祝いを兼ねて、親戚大集合。

祖父は認知症を患い、孫の私たちのことも誰か解らない状態。

それでもコミュニケーションをとりたくて

「おじいちゃんお数珠はどうやって持つの?」って聞いたんです。

何度もお手本を見せようとしてくれたけど

お数珠を中指にかけようとしても指に余分な力が入ってしまい不可。

その指先が真っ白で、触ると冷たくて・・・

祖父の娘である私の母はすぐにそれに気づいて両手で包んでさすり始めた。

私の姉も反対側の手をさすりだした。

私は衝動に駆られながらもタイミングを見はからって躊躇していたので

よくぞ速やかに行動に移してくれたと内心かなり感動。

祖父の為にバッグにしのばせていたアロマオイルの出番だ。

「香りを嗅いでみて」と伝えると、ゆっくり深く吸い込んだ祖父の顔がほころんだ。

イケルっと確信。母と姉に「これ塗ってゆっくりマッサージして」と指示。

姉と交代し母とマッサージを続けると、祖父とのお喋りも弾み和やかな雰囲気に。

指先にも血が通って白さは無くなっていた。

今回、祖父に何かしてあげられる事ないかな?と考えて脳裏に浮かんだのが、以前に観た

「認知症の症状を改善させるマッサージ(タッチケア)~ためしてガッテン2011年8月31日放送」の内容だったので、アロマオイルも用意していて、たまたまキッカケがあって良かったです。

その詳細です↓

認知症の症状を改善するというマッサージを、実際に行っているという認知症患者の家庭を訪ねてみると、以前と比べ明らかに攻撃的な言動が減り、徘徊も全くなくなったと言います。

認知症と診断された、80歳の女性。 徘徊を繰り返したり、介護しようとする娘さんに、攻撃的な言動をあびせることもあった。 そんな時、娘さんが看護師の友人から紹介されたのが、あるマッサージでした。 そのマッサージは、認知症の改善に効果があると紹介されていた。 半信半疑のまま、娘さんは講習に参加したといいます。 マッサージを試したところ、驚きの効果が現れました。 何年も聞いたことがなかった、感謝の言葉が聞かれたのです。 このマッサージを毎日10分行ったところ、攻撃的な言葉が減っただけでなく、徘徊もなくなったといいます。

浜松医科大学による介入研究でも、このマッサージを行うことで明らかに攻撃性が減り、ストレス物質も減少することが判明しています。

認知症の患者さんを、ふたつのグループに分けた実験がある。 一方にはタッチケアを導入し、もう一方には実施しなかった。 6週間後、タッチケアを受けた人たちは、攻撃性があきらかに改善されたそう。 さらに、ストレス物質(クロモグラニンA)が、1/3にダウン。

★認知症の症状を改善させるマッサージの方法

“タッチケア”と呼ばれるもの スウェーデンで50年ほど前から行われているケアのひとつ

 [ポイント] 両手で相手の手を包み込むようにして、手首から指先までをゆっくり触る。

手の甲や指を、何度も触れる。相手の気持ちをいつくしむように。 相手がいやがるときは無理に行わないで、相手の気持ちを尊重することが大切。

1日10分を目安に。

 [魔法のコツ]

触る「スピード」にコツがあり。1秒間に5㎝の速さでゆっくりと動かす。 このスピードで触ったときに最も気持ちよく感じることが様々な研究でわかっている。

気持ちいいと感じることで、不安や怒りといったネガティブな感情が減り、

結果として暴言や徘徊といった周辺症状が減っていくと考えられている。

介護の現場ではスキンケア用のオリーブオイルなどを使う。 オイルを使うとすべりを良くしてくれるので、さらに心地よくすることができる。

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