アロマオイルマッサージ​​

オイルマッサージにより血液・リンパの流れを促進しながら、脳や血管にも作用

​

①抗不安作用、鎮静作用、覚醒作用、強壮作用、鎮痛作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用、ステロイド様作用などさまざまな薬理効果が期待できます。

 

②慢性的に蓄積されたストレスは、精神的、身体的に不健康な状態を引き起こす大きな原因のひとつであり、香りはストレス緩和に有効です。

 

③アロマセラピーの香り成分がもたらす仕組みは、鼻の奥にある嗅上皮に届き、そこから大脳辺縁系に伝えています。大脳辺縁系は感情や本能を司る部分である為アロマテラピーを行い良い香りであると感知することで視床下部や自律神経、ホルモン系、免疫系の働きを調整し、心と身体に影響を与えます。

 

④PMS には心身症状、身体症状が多く出現しており、ホルモンが要因となっている説もある為、アロマセラピーの効果が PMS 症状を軽減させるのではないかと考えられています。

 

⑤ラベンダーの香りは縫線核に働きかけ、神経伝達物質のセロトニンの分泌を促すことで、リラクゼーション効果や催眠効果を発揮します。

 

⑥診療内科領域でもアロマセラピーを利用しているが、大脳辺縁系を介して潜在的な記憶を通じて情動安定化をはかる作用がかなり大きいです。不適応をきたした時の補助療法としてアロマセラピーが導入された場合には、体験や知識の前段階のレベルの潜在意識と記憶に働きかけ、認知、情動面での再調整を始めるのではないかと考えられています。

 

⑦緊張や不安に対して前頭葉が対処しようとする機能を、アロマテラピーにより賦活化させる働きを持ちます。そのことにより、ふっと香りがする状態が続くと不安もきたしにくくなります。

 

⑧アロマセラピーはマッサージなどでも効果を発します。皮膚には体内の老廃物を排出する役割と、酸素や栄養を取り込む働きがあります。オイルをマッサージに使うことで、オイルで希釈された精油成分は皮膚の表面の皮脂と混ざり合い、角質層を透過して、皮膚の毛細血管に入り込み全身にその効果が行き渡るとされています。

 

⑨アディポネクチンは傷ついた血管を修復し、健康寿命を延ばします。マカダミアナッツのキャリアオイルとペパーミントのエッセンシャルオイルを使ったマッサージでアディポネクチンの分泌がアップします。血糖値の上昇を抑え、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防になります。

 

⑩ローズマリー＆レモンは集中力を高め、記憶力を強化する刺激的な作用があります。ラベンダー＆オレンジは心や身体への鎮静作用があると言われています。昼にローズマリー＆レモン、夜にラベンダー＆オレンジを嗅ぐと、認知機能が改善し脳が若返りが期待できます。